症状について
冷房による体調不良は、クーラー病とも呼ばれ、冷房の効いた室内と屋外の温度差によって自律神経のバランスが崩れ、様々な症状を引き起こす状態を指します。
具体的には、体の冷え、だるさ、肩こり、頭痛、食欲不振、便秘、下痢などが挙げられます。喉の痛みを訴える人もいます。
原因:
冷房の効いた室内と暑い屋外の気温差によって、自律神経が乱れる。
冷房の風に当たり続ける:
冷風が直接体に当たると、体温が奪われやすくなる。
自律神経について
元気を出す際に栄養ドリンクやカフェインで交感神経を高ぶらす事とストレスは同じです。
これが、どのように体調の変化に繋がるのかという事ですが、
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスにより成り立っています。
その中で消化器官は、副交感神経が優位な状態で働きます。血圧も下がり、からだを休息し回復させる役割があります。
但し、過剰になると、常に眠いとかやる気が出ないという問題もあります。
治療について
この様な自律神経が原因の場合の治療方法としては、筋肉をほぐしてで緊張をとり副交感神経を優位にします。
また、お腹周りにお灸や温熱療法、皮膚表面を手で優しい撫でて皮膚表面の緊張している状態に刺激を送ります。
これは体制内蔵反射を利用し、皮膚から内蔵へ刺激を送る方法です。
消化器官不調は筋性防御といわれて、お腹に現れます。ローラー等優しい皮膚刺激が内蔵に反射として伝わり、腸内の動きが改善します。
また、脚にも消化器官系のツボが多くあり、刺激する事で動きを促進します。
そうなってくると、栄養吸収も良かなり、代謝も良くなります。筋肉の緊張もほぐれ、精神的にも肉体的にも改善します。
大切なのは、冷房病には皮膚に優しく刺激を与えて、過剰な交感神経を抑制する事です。ローラーを使って全身を刺激するのも良いかと思います。
からだを長時間冷やさない。
お風呂に長く浸かる。
直接風を当てない
運動する 等
心がけて生活して、この暑い夏を乗り切りましょう!
