◉ 末端冷え症とは?
手足の指先など、体の末端部分が異常に冷たく感じる状態を末端冷え症と呼びます。単なる寒がりとは異なり、特に女性に多く見られ、他の部分が温かいにもかかわらず、末端だけが冷えているのが特徴です。
【原因】
末端冷え症の主な原因は、血行不良です。
- 自律神経の乱れ: ストレスや不規則な生活により、体温調節を担う自律神経が乱れ、血管が収縮しっぱなしになり血流が悪くなります。
- 筋力の低下: 特にふくらはぎなど、血流を心臓へ送り返すポンプの役割をする筋肉が少ないと、末端まで血液が滞りやすくなります。
- ホルモンバランスの乱れ: 女性はホルモンバランスの変化(月経、更年期など)により自律神経が影響を受けやすいです。
- 低血圧・貧血: 血液の量が少なかったり、送る力が弱かったりすると、末端まで十分な血液が届きにくくなります。
【メカニズム】
体は気温が下がると、生命維持のため、熱を逃さないように体の中心部(内臓など)に血液を集めます。その際、自律神経の働きで手足の末梢血管が収縮し、血流が減ることで、末端部分の体温が下がって「冷え」として感じられます。この血管の収縮・拡張がうまくいかない状態が慢性化すると、末端冷え症となります。
◉どんな症状が出るの?
末端冷え症が続くと、以下のような症状が現れることがあります。
* 冷感: 手足の指先が氷のように冷たい。
* しびれ・痛み: 冷えがひどくなると、ジンジンとしたしびれや痛みを伴うことがある。
* 肌の色の変化: 血流が悪いため、指先などが白っぽくなったり、紫色になったりする。
* 睡眠障害: 足の冷たさで寝つきが悪くなる、夜中に目が覚めてしまう。
◉今すぐできる対策!
日常の少しの心がけで改善が見込めます。
- 温活服装: 首、手首、足首の「三首」を温める。厚手の靴下や手袋、腹巻の着用も効果的です。 * 入浴: シャワーだけでなく、湯船に浸かって体の芯から温まる(38~40℃のぬるめのお湯に20分程度)。
- 適度な運動: 筋肉量アップ: 特にふくらはぎの運動(かかと上げなど)で血流を促す。 ストレッチ: 体をほぐし、血行を良くする。
- 食生活の改善: 体を温める食材(生姜、根菜類、唐辛子など)を積極的に摂る。 冷たい飲食物を避ける。
◉当院、山手接骨院でできる治療
当院では、末端冷え症の根本改善を目指し、血行と自律神経のバランスにアプローチします。
鍼灸治療
冷えに効果的なツボを刺激することで、自律神経の乱れを整え、末梢血管の拡張を促し、血流を改善します。
手技療法
硬くなった筋肉(特に肩や背中、ふくらはぎ)をほぐし、血液の循環をスムーズにします。
体の歪みを整え、神経や血管への圧迫を取り除きます。
温熱療法
ホットパックなどを使用し、直接的に冷えている部位やその周辺を温め、深部の血流を促進します。 末端冷え症は放っておくと他の不調の原因にもなりかねません。
「たかが冷え」と軽視せず、当院へお気軽にご相談ください。
体の状態に合わせた最適な施術プランを末端冷え症に詳しいプロがご提案、施術致します!♪( ´▽`)
皆さんのご来院スタッフ一同楽しみにお待ちしてます!(^ ^)