
手技が本やTVで紹介されています。
目次
構造
肩関節と肩甲骨は非常に脆弱で、弱い関節の一つです。しかし、肩甲骨には多数の筋肉が着き、その筋肉群が肩甲骨を支えています。
- 肩こりの筋肉である肩甲挙筋
- 肩甲骨を覆う僧帽筋
- 肩の回転に必要な棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋、肩甲下筋
- 肩甲骨を引き戻し、姿勢を正す菱形筋。
- 腕が伸びる、肩甲骨の安定筋、前鋸筋が肩甲骨に着いています。
肩甲骨はがしとは、肩甲骨の動きを改善し、肩こりや首こりの緩和、姿勢の改善などを目指す施術やセルフケアのことです。
肩甲骨周りの筋肉をほぐし、柔軟性を高めることで、全身のバランスを整える効果も期待できます。
メンテナンスする事により、肩の動きや凝りが大きく改善します。
肩の筋肉は肩甲骨に複数で交差する為に、筋肉のまわりを覆う筋膜が摩擦や炎症、凝りによって癒着する事があります。
肩甲骨はがしの概要
肩甲骨は、背中の上部にある左右一対の骨で、肩や首の動きに重要な役割を果たしています。しかし、長時間のデスクワークや猫背などの姿勢によって、肩甲骨が背中に張り付いたように硬くなり、動きが悪くなることがあります。
肩甲骨はがしは、このような状態を改善するために、肩甲骨周りの筋肉をほぐし、本来の可動域を取り戻すことを目的とします。
肩甲骨はがしの効果
- 肩こり・首こりの緩和:
肩甲骨の動きが改善されることで、肩や首周りの筋肉の緊張がほぐれ、こりが軽減されます。
- 姿勢の改善:
肩甲骨の動きが良くなると、背骨や骨盤の歪みも改善され、姿勢が良くなる効果が期待できます。
- 血行促進:肩甲骨周りの筋肉がほぐれることで、血行が促進され、冷え性や疲労回復にも効果があります。
- 可動域の拡大:肩甲骨の動きが良くなることで、腕や肩の可動域が広がり、スポーツや日常生活でのパフォーマンス向上も期待できます。
- その他:肩甲骨はがしは、自律神経のバランスを整えたり、呼吸を楽にしたりする効果も期待できるとされています。
肩甲骨はがしのセルフケア方法
肩甲骨はがしは、整骨院や整体院などで施術を受けることができますが、自宅でできる簡単なセルフケアもあります。
肩甲骨を寄せるストレッチ:
菱形筋の筋トレ
- 両手を後ろで組み、胸を張って腕をゆっくりと上に上げます。
- 10~15秒キープし、10回程度繰り返します。
肩甲骨を回すストレッチ:
- 両肘を肩の高さに上げ、胸の前でV字を作ります。
- 両肘をできるだけ下げないように、後ろにゆっくりと回し下ろします。
- 5回程度繰り返します。
注意点
- 無理なストレッチは怪我につながる可能性があるため、痛みを感じたらすぐに中止しましょう。
- ストレッチを行う際は、呼吸を止めないように注意しましょう。
- 妊娠中の方や、肩や首に疾患がある方は、事前に医師に相談してから行うようにしましょう。
肩甲骨はがしは、肩こりや首こり、姿勢の悪さなど、現代人が抱える悩みを改善する効果が期待できる、有効なセルフケア方法です。ぜひ、ご自身の状態に合わせて、無理のない範囲で試してみてください